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孤独な趣味の世界
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『Let The Dominoes Fall』

Rancid




 
パンクのCDを買うなんていつ以来だろうか。
 しかし、やはりまあランシドというのは僕にとっても特別なバンドなのだ。他ならぬ彼らによって、中学生の僕はパンクロックの世界に足を踏み入れたのだから。このランシドやクラッシュは今でもよく聞き返しているが、新たにパンクのアルバムを買うようなことはすっかりなくなってしまった。現在一般にパンクと呼ばれているものには十代しか喜ばないだろうというのが率直な考えだし、僕もすでに子供ではなくなったのだ。しかしそれでも、あの時彼らが僕に植えつけていったパンクの芽は、僕のなかで未だ枯れることなく生きているように思う。パンク・イズ・アティテュード。つまり、そういうことなのだ。
 一聴した限りでは、直球ど真ん中という印象。これをランシドの集大成と呼ぶかどうかの判断はまだ下せないが、前作『Indestructble』から6年を経、その間にラーズ・フレデリクセン・アンド・ザ・バスターズ、トランスプランツにティム・アームストロングのソロと(僕はこれらすべてを追っていた!)、メンバーが各自に活動をしてきた後に帰結した結果がこのランシドとしての新作だと考えていいのだろう。
 

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こんなサングラスが似合うのはきっとジョン・レノンと80年代のシオンくらいなものだろう。
俺もこのくらい狂えればいい。




いつか 流れにのれるさ

今 コンクリートリバー 足をとられたまま
ああ、80年代。
二項対立の安定の中、いずれ来るその終りに怯えながら今ある生を歓ぶ(結局それは予期せぬ形で訪れた)。そんな時代の音楽は、もはや肉体の限界への挑戦を諦めテクノロジーの力を借りた、週末のばか騒ぎよろしく狂騒的で刹那的、けたたましくもいかがわしいものだった。いくぶん大味という難点もあるけれど。
もう少しのところで手の届かなかった内省的、言い換えれば思春期的な90年代の音楽を必死に掘っていた僕も大人になったということかしら?


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